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店舗を"売り場"から"買い場"に変えるVMDという考え方
店舗・売り場のレイアウトやディスプレイ演出を手がける福岡市のメッサでは、商品の価値や魅力をお客様にわかりやすく伝える、VMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)を考慮したご提案をしています。売り手側の視点である「売り場」から、買い手側の視点である「買い場」へと転換させるために大切な考え方です。
新規商業施設・店舗設計・デザインなどでは、ぜひ念頭に置いておきたい考え方です。ここでは、当社がお客様に店舗デザインや設計、レイアウトやディスプレイ演出をご提案する際に非常に重視しているVMDについてご説明します。
VMD(Visual MerchanDising)とは?
もともとは、小売業のマーケティング活動の一種として生まれた言葉で、商品政策や商品化計画などとも呼ばれます。商品を求めているであろう消費者に、適切なタイミングで適切な量を、適切な価格で提供する。これを実現するために効果的かつ視覚的アピールをすることが「VMD」なのです。時代とともにこれらは発展し、定義も変化していますが、その側面も経営マネジメントの場面で重要視されてきています。
ヴィジュアル・マーチャンダイジングの今
VMDは、消費者へ知らせたい商品特有の機能や魅力を、Visual(視覚効果)を持って伝えることを指します。商品陳列の方法や店舗デザインなどによって、商品に情緒的付加価値があるものだと顧客に知らしめ、購入によって得られる満足を予期させるものなのです。これが発展し、現在では、それを取り扱うショップやメーカーのコンセプトから、ブランディング手法としても活用されています。
VMDで得られるメリット
VMDは顧客だけでなくそれを取り扱うスタッフにも商品価値・商品の魅力をイメージとしてわかりやすく伝えます。このことが商品情報やイメージを共通化し、顧客に売るための技術やノウハウが蓄積されると、その商品のブランディングも確かなものとなってよいサイクルが生まれます。陳列レイアウトやディスプレイ演出によって、売り場のマネジメント(管理)サイクルの効率がアップし、業務改善につながることも期待できるのです。
快適な買い場づくり
売り場は店舗側の発想であり、買う側(お客様)から見れば、「買い場」である。
買う立場に立った店づくりが望まれる。
VMD実践にあたり覚えておきたい3つのポイント
「買い場」を生み出すVMDを実践するにあたって押さえておきたいのが、次の3のポイントです。
にぎやかさ
多くの店舗が並ぶ商業施設、ショッピングセンターなどでは、一般的に明るくにぎやかである店舗演出に人は興味を持ちます。それぞれの商品コンセプトにもよりますが、明るさや華やかさ、にぎやかさを感じさせる店舗装飾は、顧客の興味を引く第一歩となるでしょう。
知らせたい
スマートフォンなどの普及によって通信網が充実した昨今は、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じて、情報が拡散・共有されやすい時代です。店舗内の面白いディスプレイを、誰かに知らせたい・教えたいと写真を撮ってSNSにアップすることも珍しくありません。中には撮影を拒みたい店舗もあるかと思いますが、限定的に撮影を開放するスペースを作ったり、店員自らが情報をアップしたりすれば、それが拡散されて商品情報や関連するクチコミをうまく周知することにもつながります。
安心感
また購入動機として忘れてはならないのが、安心感です。商品の安全性や品質を伝えることも大切ですが、何より押さえておきたいのが「他人も買っている」という安心感です。「ご成約済み」といった張り紙が本来の意味とは異なる演出効果になることもあるのです。
ズバリ! 成功につながるディスプレイとは?
店舗の立地や広さ、商品のコンセプトや数などによって陳列方法は無限に考えられます。「来店客は少なくないのに、なかなか購入につながらない……」とお悩みなら、商品レイアウトやディスプレイに何か問題があるのかもしれません。次の要素をきちんと踏まえた店舗デザインになっているでしょうか? 以下を参考に、お店の中をチェックしてみましょう。